
Hi, everyone! How's it going?
皆さんお元気ですか?アルフです!
では早速作業に取り掛かりましょう。「え?何のことですか?」と言う方は、
まずこちらをご覧になってください。
攻めまくる英会話!(1) ~英会話力を劇的に上げるための秘訣
さあ、攻めますよ!
今回はWhy do you study English? に対する意見を構築しましょう。
この問いに対し、皆さんはどうお答えになりますか?上級者を除けば、
社会人の生徒さんの多くが次のような英文を口から発します。
(I study English because)
I have to talk with foreigners (when I work).
(より多く発話しようという意識の高い方はカッコ内も)
仕事の中で外国人と英語で話さなくてはならない、そう仰りたいわけです。
もちろん意図は100%伝わりますよ。ひょっとしたら、「自分もそう答える!」
と感じている読者の方もいらっしゃるかもしれませんね。そこでお聞きしたい
のですが、
これで満足ですか?
これが表現したいことの全てですか?
少なくとも過去に指導させていただいた生徒さん達は、声を揃えて皆
そうじゃないんです!もっと格好よく言いたいのに出て来ないんです!

と仰いました。概念化された発話内容を、十分に文章化できていないわけですね。
この場合2つの原因が考えられます。
①概念化された内容を表現するための知識(語彙・文法)がない。あるいは知識が
あっても、それをアウトプットできない。
②そもそも概念化の時点で、母国語の表現力が乏しい。
ある人間の外国語力が、その者の母国語の力を超えることはあり得ません。
仮に母国語で10意見を語れるなら、外国語での表現力はそこから数十パーセント
ダウンとなります。母国で3、4しか語れないなら、言わずもがなですね。
②に関してご自分の力が疑わしいなら、是非早めに確認しましょう。
「何故英語を学ぶのですか?」という質問に対し、日本語でまずどれほど
語れるのか、試してみるのです。その時点で十分な「尺」が稼げないなら、
英語での発話は内容の乏しいものになるのが道理と言えます。
②はクリアできている①の皆さん、ここから作業に入ります!
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I have to talk with foreigners.
まずはhave toを need toに変えてみましょう。意味的には大差ありませんが、
「(状況的に強いられて)しなければならない」を意味するhave toより、
「~する必要がある」のneed toでいきましょう。ここから先全て同じことが
当てはまりますが、既にパッと口から出てくる単語やフレーズはもう結構、
そうでない語彙のアウトプットを最優先すべきです。経験上皆さんhave toに
頼りがちで、need toはなかなか出てきません。
I need to talk with foreigners.
↑何も見ずに言えるまで練習しましょう。口を動かすことが最重要です!
次にtalkをcommunicateに変えます。職場で必要なのは意思の疎通で間違い
ないはず、加えて語彙のレベルを上げることもできます。「知っているけど
口から出て来ない」単語を、出てくるようにするのが狙いです。
ついでにtalkなら「話す」だけですが、communicateならメールなどでの
やり取りも含むことになります。使わないのは勿体ないです!
I need to communicate with foreigners.
↑練習!
そして最大のつっこみどころ、foreignersです。この単語は正直おすすめ
できません。現在の日本では使われることがなくなった「外人」のような、
冷たく排他的な響きがあります。では代わりにどんな語を使うとよいで
しょうか?
おすすめはnon-Japanese peopleですね。状況によってはnative English
speakersでもいいでしょう。
I need to communicate with non-Japanese people.
↑練習!
いかがですか?通例この時点で生徒さんは感嘆の声を上げます。
I have to talk with foreigners.
⇩
I need to communicate with non-Japanese people.
「これですよ!(This is what I really mean!)」という感じで(笑)

何故皆さんがそうお感じになるのか?それは
自分の手持ちの武器を上手く使えば、今よりもずっと英語らしく
なることが分かったから
これに他なりません。実際のところ、難しい語彙や文法事項は一切
使っていませんよね?ただしこれはまだ序の口。更に英文に磨きをかけて
いきましょう!
「職場で」を加えます。
in my job または at my workplace 、どちらも装備しましょう。
前者は「仕事で」、後者は「職場で」という響きを持ちます。
故に前者にはin、後者にはatという前置詞が使われているのです。
これについてはまたの機会に説明しましょう。
I need to communicate with non-Japanese people in my job.
I need to communicate with non-Japanese people at my workplace.
↑練習!
う~ん、無くてもいいのですが、non-Japanese peopleの前に何か
入れたいですね。もし数名ならsomeかseveral、多いならlots ofを
加えましょう。ちなみにsomeならぼんやり、severalなら具体的に
顔が浮かんでいるという違いがあります。職場なのでsomeじゃ
まずいですね(笑)。
I need to communicate with several non-Japanese people at my workplace.
↑練習!
音読や暗唱で覚える際の注意事項があります。
①必ず自分が口にする英文の意味をつかみながら発話する
②特に言いづらい部分、出て来ない部分を重点的に練習する
①を行わないと、仮に覚えて一時的に言えるようになってもすぐに
忘れてしまいます。②では通例自分にとって馴染みのない表現で
つまづきますので、そうした部分の経験値を上げていく必要が
あるわけです。
この辺りで通例「せ、先生、ちょっと長くありませんか?」という
つっこみが入ります(笑) 「何を仰る、まだ半分くらいですよ(‐ ‐☆」

残りの半分は、I study Englishの部分に手を加えたものになります。
「職場で英語を使っての意思疎通が必要である、だから~」と展開
しましょう。I study Englishだけでは、皆さんも「ザ・日本人英語」
という印象をお持ちになるのが常です。
「勉強する」を「上達させる」に変換してみます。need toの繰り返しは
格好よくありませんので、「上達させるために頑張っている」にして
みましょう。
I need to communicate with several non-Japanese people at my workplace,
so I'm trying to improve my English.
↑練習!
日本語その他の言語でも同じことが当てはまりますが、意見や発話の
ボリュームを増やしたければ、「何故?」と問いかければいいのです。
「職場の人と意思疎通するため、英語を上達させようとしている」のは
何故ですか?通例皆さんから返ってくる答えは、「効率よく仕事をする
ため」です。
to work efficiently with them
with themでしっかり締めましょう!
↑練習!
I need to communicate with several non-Japanese people at my workplace,
so I'm trying to improve my English to work efficiently with them.
↑練習!
日本人英語学習者あるあるの一つに、「becauseを使い過ぎる」というのが
あります。上記の文の頭にbecauseを置くわけですね。それを避けてsoで
つないでみましたが、正直今一つ。ここは2つの文に分け、スマートでない
toの連発をやめましょう。「~するため」をより強調した形である、
in order toの出番です。
I need to communicate with several non-Japanese people at my workplace.
In order to work efficiently with them, I'm trying to improve my English.
↑練習!
「より効率的に」のmoreも加えておきましょう。
I need to communicate with several non-Japanese people at my workplace.
In order to work more efficiently with them, I'm trying to improve my English.
↑練習!
「efficientlyなんて出て来ないよ」とお嘆きの方、まず日本語で意見を作る段階で
出てきましたか?出て来ないなら根本的な意見不足、英語が出て来ないだけなら
出て来るようになるまで練り込めばいいだけの話です。使いもせず、鍛錬もせずに、
出て来るようになるはずはありません。スポーツ、音楽、仕事、英会話、全て
同じです。
さあbeforeとafterを確認しましょう。
Before : I have to talk with foreigners.
After :
I need to communicate with several non-Japanese people at my workplace.
In order to work more efficiently with them, I'm trying to improve my English.

何と言うことでしょう!(笑) 短く日本人感満載だった英文が、
こんなに立派な英語らしい文章になりました。「この英文は
自分で使えそうだ」という方は、是非音声ファイルを使って
練習してください。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
音声面に関し、「平坦になってしまう(抑揚がない)」という悩みをよく
耳にします。前記の繰り返しになりますが、そもそも発話している
英文の意味を意識していますか?意識していれば自然に感情がこもり、
感情がこもればそれが抑揚となって表れるのです。
この一言で目からうろこの生徒さんが過去非常に多かったので、
皆さんもこの機会に是非見直してみてください。
そして私が記事の中で使っている「概念化・文章化・音声化」などに
ついて、非常に分かり易く解説してくれているのがこの一冊。
これを読めば納得且つモチベーションアップ間違いなしです。
さあいかがでしたか?少なくとも中高の6年間、せっかく学んだ英語の
知識を十分に活かせば、皆さんの英語の発話はもっともっと彩を帯びた
ものになるのです。今までは紙の上に縛り付けられていた英単語や
英文法を、立体的な世界の中で心行くまで使いこなしましょう!
次回は「状況描写と感情描写」について、更なる発話のレベルアップを
可能にする手法をご紹介する予定です。お楽しみに!
それでは今回はここまでです。ご訪問誠にありがとうございました!
Thank you so much for visiting my blog! Have a good one!

著者紹介
不二有歩(ふじあるふ)
英語・国語(日本語)を中心に年齢性別国籍問わず、
千人以上の生徒に対し約20年の教授経験を持つ。
海外留学経験なしでVersant63点を取得。
TOEIC990点・英検1級ホルダーでもある。
趣味はバッティングセンター通い、筋トレと
ワインショップ巡り。

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